5.8.独立割見出しの使い方

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独立割見出しとは

独立割見出しは、普通の割見出しの機能を拡張したものです。
本来なら複数の見出し文を組み合わせるような見出しの形を、見出し文1本で実現できます。
下図は割見出しと独立割見出しの違いを示す例です。

このように、独立割見出しには以下の特徴があります。
 ・見出し文本体の文字・背景効果の影響を受けない
 ・見出し文本体の扁平に左右されない
 ・単体で文字サイズや扁平指定が出来る
「独立割見出し」は本ソフトの独自用語です。

独立割見出しの指定

設定法は割見出しと同じです。
見出し文の入力ボックスで割見出しにしたい文字列を選択しボタン (またはCtrl+K )。
割見出しの設定画面が開きます。
そこで[独立割見出し]をクリックするだけです。

背景、文字修飾、文字扁平がまったく無い場合、普通の割見出しと見た目は同じ結果になります。

文字サイズを指定する

割見出し設定画面で[独立割見出し]を選択した上で[サイズ指定]をチェック。
[正方]か[扁平]を選んで数値を指定します。

独立割見出し設定を編集する

他のタグ編集と同様に、見出し文入力ボックスでタグ部分を選択して ボタン (あるいはCtrl+E )。
再び割見出し設定画面が開きます。
(タグの仕様を覚えて見出し文入力ボックスで直接修正してもOKです)

普通の割見出しから変える、戻す

設定の編集と同様の方法で設定画面を開いて指定します。

見出し文本体より文字サイズが大きい場合

割見出し文が本体からはみ出します。
現行の仕様だと、縦見出し文なら必ず右側、横見出し文なら必ず下にはみ出します。

はみ出す時の挙動に関しては今後、仕様が変更される可能性があります。

本体より割部分が大きい場合

見出し文が全体サイズ指定で、独立部分に文字サイズ指定した場合、独立部分が見出し文のサイズをオーバーすることがあります。
その場合は、見出し文入力ボックスが黄色く表示され注意を促します。

見出しの実例と指定法

上記の特性を生かして、例えば下のような見出しを作ることが出来ます。

作り方を簡単に説明します。

①空白を独立部分にする

右側が独立割見出しを使った1本の見出し文です。
「矩形 記事 見出し」と空白を入れた状態で、背景と文字色を指定。
その後、空白2ヵ所を独立割見出しにして文字サイズを小さくします(ここでは0.5b)。

矩形<dd=0.5b>⬜</dd>記事<dd=0.5b>⬜</dd>罫線


(見出し文の全体サイズは7倍です)

②一文字ずつ独立

先頭の文字以外、すべて一文字ずつ独立し、0.5倍ずつ小さい文字サイズを指定しています。

だ<dd=7b=rb>ん</dd><dd=6b=rb>だ</dd><dd=5b=rb>ん</dd><dd=4b=rb>小</dd><dd=3b=rb>さ</dd><dd=2b=rb>く</dd>


(見出し文自体の文字サイズは7倍です)

③独立部分にフォント別指定

上の見出し文の矢印が独立割見出しでシンプルな例。文字サイズを横長にしています。
ですが、この「」は全角で表示してくれるフォントは意外と少ないので独立指定のあと、フォントも別指定しています。
(フォント指定画面で[絞り込む]にチェック、[非等幅]と[英語]のみにチェックしてImpactを選んでいます。)

鳥取<dd=12/2b><fn=Impact>↔</fn></dd>東京


(見出し文自体の文字サイズは2.5倍です)

④複数の独立部分で異なる文字サイズ

2ヵ所を独立して、それぞれ文字の扁平率(縦横指定)を変えています。

東京>dd=6/2.25b>→>br>←>/dd>新函館北斗>dd=3.2/4b> 最速237分>/dd>


(見出し文自体の全体サイズは44.6/4.5倍です)

⑤本体よりはみ出す

見出し文自体より大きな文字サイズを独立部分に指定すると、はみ出します。
(現時点では、位置指定に関係なく、縦見出し文なら右、横なら下にはみ出ます)

<dd=4/5b><fn=IWA新聞明Plus>本体より </fn></dd>独立割見出し <dd=4/5b><fn=IWA新聞明Plus> はみ出す</fn></dd>

(見出し文自体の文字サイズは2.5倍です)

独立割見出し部分には、背景や文字効果を付けることは現状、出来ません。