5.9.「¼空白」を使おう
「¼空白」とは
「¼空白」とは文字通り全角の¼の空白で、日本語組版では一般に
「
四分アキ」
(JISX4051)などと呼ばれます。
一般の新聞の見出しで多用されており、適当な新聞の一面を見ただけでもほぼ必ず存在するはずです。
「
大事なことほど短く言う」
ことが求められる新聞見出しには必須の表現とも言えます。
本ソフトの見出し作成では
半角空白を打つだけで自動的に¼空白と解釈されるので、簡単に使えます。
使うケース
¼空白を使うケースは(特に決まりがあるわけではありませんが)一般に
・主語・主題と、その他の部分の区切りをハッキリさせる
・「てにをは」など助詞を省いた代わりに使う
などがあります。
分かりやすい例を挙げると
上図の見出しでもよく読めば意味は通りますが「財務相談」という関係のない熟語が潜んでおり、
一瞬でも読者を惑わせる可能性があります。
通常は、下のように空きを入れます。
💡
もちろん読点(、)を打っても良いケースもありますが、それだと½文字分の領域を取ります。
¼空白なら、文字通り¼で済み、見出しの文字サイズを大きくしたり、全体のサイズを縮めることが出来ます。
実際には、意識して新聞を見てみた方が分かりやすいでしょう。
このヘルプの見出し例でも多数の¼空白が使われています。
半角空白を使うには
ただし、一般紙が¼空白を使えるのは、見出し用に
懐の深いフォントを持っているからで、
もともと空きの多いフォントの場合は、どこが区切りか分かりにくくなります。
こうした場合は半角空白にした方が良いかもしれません。
半角空白を挿入するには
半角空白を2つ入れるだけです。
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全角空白を入れると、そのまま全角空白として判断されます。