矩形や罫線を移動したり、拡大・縮小すると、強制モードの場合は、記事も同時に再配置できます。
組み上げた紙面のレイアウトを手直ししたり、記事量の過不足を解消したい場合に役立つはずです。

ここでは、左右の強制移動・拡縮について説明します。

見出しの強制移動を使う

矢印キー( ) や右ドラッグによる強制移動では、 移動方向にある記事が同時に再配置されます。

左に動かす

見出しの左から記事が始まる一般的な形の場合、見出しを左に強制移動すると、記事も再配置されます。


   

右に動かす

逆に、見出しを右へ強制移動すると、左の記事が引っ張られる形になります。


   

記事が畳まれている場合

記事が畳み状態(あるいは部分畳み)の場合、記事は極力、畳みを保ちます。


   

記事が本来なら下に流れる位置まで見出しが移動しても、畳みの場合はオーバーフローします。


   

罫線と見出しを同時に動かす

実際の紙面では、見出しの右に罫線が引かれていることが多いはずです。
こうした場合は、罫線と見出しを同時に動かして、記事も再配置することが出来ます。

左移動……罫線で押す

罫線を左に強制移動することで、左の見出しと記事を同時に動かすことが出来ます。


   

右移動……見出しで罫線を押して記事を引く

逆に右に移動する場合は、見出しの方を強制移動します。


   

強制拡大で記事を動かす

矩形の強制拡大による記事の再配置は、強制移動と基本的に同じです。

以下は、記事の開始位置を無くすまで強制拡大した例。記事の開始位置が自動で下がります。


強制縮小で記事を動かす

強制縮小による記事の再配置も、強制移動と似ていますが、大きく違うのは「縮小する位置で接した他の素材を引っ張る」ことです。
(強制移動は、移動方向にある矩形を押すだけです。)

例えば以下の状態で、左側の見出しを右から1行強制縮小してみます。


   

右側の記事の産業オーバーフローと、左側の1行不足が同時に解消されています。


ここでは
 (1)見出し幅の強制縮小により、罫線を左に1行移動する
 (2)罫線移動により左の記事を押す
 (3)罫線移動により右の記事を引く
が同時に行われています。