5.4.見出し作成の基本操作
見出し文の作成
文字を入力する
作成する場合は、見出し文入力ボックスに「●」が入ってるので、それを消して文字を入力します。

右側の表示エリアに反映されます。
直接改行すると2行になります。何行にでも出来ます。
💡
複数行の場合、文字数が異なると短い行は、長い行に合わせて文字間が自動で空きます。
もし字面を揃えたい場合は、末尾に空白を打って調整します。
文字サイズを変える
文字サイズボックスで指定します。
・▼▲ボタンで増減(Ctrlキーと同時で大きく)
・直接数値を入力して
Enter
・ボックスクリックして[↑][↓][PageUp][PageDown]で増減
・マウスホイールで増減
などいろんな指定方法が使えます。
(→12.3.数値入力の便利な使い方)

単位は「倍」で、記事の文字大きさとの倍率です。
初期設定では、0.5倍単位で指定できますが、刻みや使用単位の変更も可能です。
本ソフトの「倍」と「正倍」
本ソフトで使用する「倍」は、紙面の文字との比率を示します。紙面設定で記事本文が9ptなら
1倍は9pt、2倍は18ptです。(記事本文が扁平指定なら、天地方向のサイズとの比率です)
見出しの場合、記事部分が正方なら1.5倍、扁平なら最低2倍以上の文字を使わないと埋没します。
新聞業界で使う「倍」は0.088インチですが、本ソフトでは「正倍」と呼び、こちらで指定することも
可能です。(「正倍」は作者の造語です)
扁平にする
全ボタンで全体サイズ指定になります。
天地と幅をそれぞれ指定します。
見出し文の縦・横方向を変える
↓→で切り替えられます。
見出し全体の縦・横を変えると、各見出し文の縦横方向は自動で変わります。
半角連数字の自動縦表示
縦見出し文の場合、連数字は半角で打つと自動的に回転して縦表示になります(行中縦)。
縦表示になるのは4桁まで。
3桁以上の場合、文字サイズ指定(正方)なら数字部分が左右にはみ出しますが、全体サイズ指定なら幅が揃います。
(全体サイズ指定は扁平を掛けることが多いため)。
⚠
一桁の数字は全角で打たないと、横に倒れて描画されます。
"3.7" "99.9"など小数点表記の場合も同様です。小数点を含めて4文字までが対象です。
サイズ指定の単位と刻み変更
見出し文の文字や全体サイズの指定は、デフォルトで「0.5倍」刻みですが、変更するには
メニューから[仕様単位と刻みの変更]をクリック。指定画面が出るのでそこで指定します。
ワープロ等で使うポイントや、新聞で使う「正倍」などが指定できます。
刻みは自分で任意の値も指定できますが、1を割り切れる数値にした方がよいです(0.125など)。
見出し文を追加・削除する
見出し文編集エリアのトグルボタンをクリック。押下状態になると追加できます。見出し文を入力すると反映されます。

トグルを再びクリックして非押下状態になると、非表示になります。
非表示状態の見出し文はそのままでは消えないので、見出し文を空にしてから非表示にして[保存終了]すると完全に消えます。
見出し文の位置関係を変える
見出し表示エリアで動かしたい見出し文を選択(クリック)。
青い選択枠が出て、カーソルが

に変わるので、天地左右にドラッグで移動します。
下図は「天」の見出し文を「尻」に移動する例。(下半分までドラッグすれば後は位置が自動調整されます)
「主・脇」を「肩・主」に変える例。(中心が「主」より右までドラッグすれば後は位置が自動調整されます)
上下左右の細かな移動を含む位置調整については
見出し文の位置調整 で説明します。
見出し全体の組方向を変える
縦見出しを横見出しに、あるいはその逆にするには
縦組←→横組ボタンをクリックします。
全体のサイズを同時に変えることも、そのままにすることも出来ます。
各見出し文の縦・横はすべて逆になります。
約物の自動半角処理
見出しでは、上記の見出し例でも分かるように、句読点や括弧類の「約物」は自動で半角取りになります。(全角文字を半角文のスペースで処理します)
なお、2行以上の見出し文の場合、文字ができるだけ綺麗に揃うように、約物を自動で全角取りにする場合があります。
小さな仮名の自動⅔処理
「っ」「ァ」など小さな仮名(捨て文字)は自動で⅔文字取りになります。