11.4.複数紙面の設定
朝刊太郎改は新聞の1ページを作成・編集するソフトウエアです。
複数紙面の「新聞」を作るには、
同じ大きさの紙面を必要な枚数分つくる、それだけです。
(必要枚数分を作成し終えたら
複数ページの印刷機能で簡単に新聞として印刷できます。)
以下、基本的な注意点と、より新聞らしい細かな体裁にこだわる場合に気を付けた方がよいポイントです。
(手元に実際の新聞を置いておくと分かりやすいと思います)
各面の大きさを揃える
当然すぎる話ですが、各ページの大きさ(用紙サイズ)を揃える必要があります。
表がA4サイズ、裏がB4みたいな、大きさが異なる紙面では、まともに印刷できません。
複数人で作成を分担する場合、必ず事前に1ページの用紙サイズを決めておきましょう。
印刷は1頁の倍の大きさが必要
新聞は基本的に
1枚の用紙に表裏で計4ページ分が入ります。(表裏で2ページだけの場合を除く)
印刷するなら1ページを横に並べられる大きさの用紙に対応したプリンタが必要です。
A4サイズの紙面4ページがある場合、A4までしか対応しないプリンタだと、どう頑張っても印刷できません。(縮小印刷はできますが)。
1面がA4サイズなら用紙サイズはA3(横)、B5ならB4(横)……という風になります。
コンビニ印刷などを予定している場合、まずコンビニ印刷可能な最大の用紙サイズを確認して、その半分までのサイズで紙面を作る必要があります。
紙面の設定を揃える
文字サイズや文字組、余白などの紙面設定は全ページで揃えると統一感がでます。
なお、ページ作成ごとに同じ設定を繰り返すのは無駄なので、簡単に作成できる手段が複数用意されています。
新規作成
最初のページを作ったら、新規作成ボタンで出るダイアログで「現在と同じ設定の紙面を作成する」を選ぶだけです。
雛形を使う
新規作成だと全く空の紙面ができるので、ノンブルを設置している場合、再設定の手間が生じます。
ノンブルを設定した紙面を「雛形」登録し、新規作成後に雛形から読み込むと、ノンプル設定の手間が省けます。
右面と左面
4ページ以上の新聞を作成する場合、右面と左面ができます。
例えば2面は右、3面が左です。
一応、以下の点に気を付けた方がいいです。
左右余白は対称に
左右余白が均等で無い場合、ふつうは左面の左余白と右面の右余白を揃え、左面の右余白と右面の左余白を同一にします。
ノンプルのページ表記は両端に
ノンブルにページ番号を振る場合、左面は左端、右面は右端のするのが通例です。
センターワイドの設定
4ページ以上の「新聞」を作成する場合、真ん中の2頁分は横長の1頁として作成・印刷可能です。
全4ページなら第2面と第3面、8ページ建てなら第4面と5面が対象になります。
例えば1頁の大きさがA4の場合、センターワイドはA3横サイズ。
通常、ワイド紙面はひとつの紙面でも2ページ扱いなので、ページ番号は連番で2つ振ります。
両端にページ数を振るのが通例です。