9.1.罫線の有無の基準

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複数の記事が配置される紙面では、罫線で記事と記事を区切りますが、あえて区切らない場合があります。
それぞれの記事が関連しているのか、まったくの別物なのかを暗黙的に伝える手法のひとつです。

「同一項目」は罫線無し

同じ項目の記事は、見出しの隣に罫線を入れません。
例えば以下の例。野球という共通項目の記事なので2段の見出しには罫線が入っていません。
何をもって「共通項目」とするかは微妙な問題で、その面の性格などにもよります。
実際の新聞を見て、どういうケースで罫線が無くなっているか見てください。

畳む場合は「ぼんやり罫」

同じ項目でも、見出しの段数より大きな段数で畳む場合は、やはり罫線が必要になります。
その場合は、下図のように、ぼんやりした罫線を使うのが通例です。(霞んで見えるので「かすみ罫」などという言い方もあります)

一般紙の場合、点線や二重点線が使われることが多いです。
本ソフトでは、罫線選択画面の「10番」が点線罫です。

罫線を全く使わない紙面

たとえば一般紙の文化面など、ゆったりしたレイアウトの紙面では、最初から罫線を使わないこともあります。
この場合は、記事のブロック同士の間が最初から空いているなど、読者が読み間違うことがない工夫が必要です。