8.3.箱組の再設定
箱組は、作成時にパターンを選べば、特に追加で設定することなく使えます。
ただ、作成済みの箱組の形を変えるとか、あるいはパターンにない設定にしたい場合もあります。
以下、そうした方法について説明します。
箱組の設定は、紙面の設定より考慮する要素が多くてちょっと面倒くさいです。
基本は
11.1.紙面設定するで説明したのと一緒ですが、
余白指定などがより細かく指定可能になっています
(とりあえず紙面設定が出来ないと箱組設定は難しいです)。
箱組の初期値
パターンから選択して作成した直後の箱組設定は以下のようになっています。
文字サイズ 親紙面と同じ
段間 文字天地の1.4倍
行間 親紙面と同じ
記事フォント 親紙面と同じ
特に変わった箱組にしたい場合を除いて、基本的にこのままにすると、紙面に配置した際に不自然でない状態になります。
段間を設定する
箱組は通常、段罫を設定しないので、やや大きめに取ります。
[自動]にチェックを入れたままにしておくと、文字天地の1.4倍になります。
段間の個別設定
箱組は一部の段間を拡大して、そこに見出しを配置したり出来ます。
通常「段間」とは段と段の間を指しますが、天地にも空きを取ることが出来ます。
本ソフトでは天地の空きも段間と呼びます。
天地の段間
天地に段間を設定するには[天の段間][地の段間]ボタンをクリックして、設定画面で指定します。
通常の段間
段と段の間の通常段間の場合は、プレビューの段間部分をダブルクリックするか、或いは[個別段間]ボタンをクリック。
指定画面で設定します。
再設定
天地あるいはその他の段間の大きさを変えたり、元に戻すには
・プレピュー画面の黄色い部分を直接ダブルクリック
・[天の段間][地の段間][個別段間]ボタンをクリック
のいずれかで指定画面を出します。
余白の設定
箱組の余白は、紙面上に配置する関係上、紙面設定とは逆に外側が優先です。
通常は[自動(推奨)]モードのままにしておけば、だいたい良い感じに自動設定します。
[自動]の場合、外側はそれなりに紙面とバランスの取れた空きになり、内側は余りが配分されます。
個別に細かく指定したい場合は、[外][内][個]のいずれかで設定します。
[外] 外側を指定します。内側が自動的に決まります。
外側の指定方法にはさらに<個><等><逆>の三通りの指定方法があります。
<個>上下個別に指定できます。
<等>上下ともに増減します。
<逆>上下トグルになります。現在の上下の総量をキープしつつ、上を増やせば下が減ります。
[内] 内側を指定して、外側が自動的に決まります。
内側の指定方法には[外]と同様に三通りあります。
[個] 外側の前後、内側の前後の計4箇所のうち、1箇所だけを自動にして、残りを細かく指定します。
枠線の設定
枠線の位置と線種
上下左右で指定できます。
まったく枠線のない指定も可能です。
[線種]ボタンで、線の種類を指定します。
枠線のカット
四方囲み以外の場合、枠線の端は少しカットするのが通例です。
(カットの度合いは新聞によって異なります)
[カット量]ボタンで設定画面が開くので、そこで指定します。
よく分からない場合は[標]ボタンを押下するとだいたい良い感じにカットします。
その他の設定
フォント [フォントの設定]ボタンで専用画面が開きます。
背景 [背景の設定]ボタンで専用画面が出るので、そこで指定します。
※上記2つの設定は、メーン画面から[箱組設定]▶[フォントだけ設定][背景だけ設定]メニューからも行えます。
背景設定は
8.7.箱組・紙面の背景設定で説明しています。
プレビューを見ながら指定
[プレビュー]をチェックすると、変更後の箱組のレイアウト状態を見ながら、設定できます。
これは、いったん完成(あるいは作成途中)の箱組の設定を変えようとする際に、反映後の状態を確認する機能です。
(何も配置していない箱組の設定中は意味がありません)