3.7.洋数字の全角半角使い分けと変換法

ここ十数年で新聞の洋数字化が進みました。
「九月二十五日」が「9月25日」に、「一億三千五百万円」が「1億3500万円」という具合です。
ただし、その際の全角・半角の使い分けには、ルールのようなものがあります。

本ソフトでは、縦組時・横組時双方で、洋数字の全角と半角を一気に(あるいは部分的に)切り替える機能も実装していますが、 その際は以下のルールで全角・半角を変換します。変換法と一緒にまとめました。
以下の「ルール」は新聞組版の絶対的な基準というものではありませんが、主要な新聞社とおおむね同一のはずです(2017年11月現在)。 実際の新聞で確認するとより分かりやすいと思います。
なおネットのニュースサイト等に配信されている新聞記事は、洋数字がネット用に加工(再変換)されていることが多く、参考になりません。

①通常の洋数字

縦組と横組では表記方法が違います。
まず以下の実例を見てください
このように縦横を問わず、1桁の数字は常に全角、2桁数字は常に半角です。
問題は3桁以上の場合で、縦組なら全角、横組なら半角表記になります。
表にまとめると以下のようになります。
組方向 1桁 2桁 3桁以上
縦組 全角 半角 全角
横組 全角 半角 半角

自動で変換するには

記事編集画面で[洋数字の全・半角変換▼]ボタンを押し、出てくるメニューから[洋数字の全角半角を一括変換]をクリックします。

部分的に変換したい場合は、記事の一部を選択してから右クリックメニュー→[選択部分の洋数字]→[洋数字の全角半角を一括変換]をクリックします。

縦組・横組は、その記事のある紙面あるいは箱組の組方向に従います。

なおこれらメニューで[洋数字関連の全スタイルを一括変換]を選ぶと、以下で説明する「小数点表示」や「年齢洋数字」も含めて一気に変換します。
(※漢数字を洋数字に変換する機能はありません)


②小数点表記

小数点の混じる数字の場合は、またルールが異なります。
以下に実例を示します。
このように横組の場合は、桁数に関わらず常に半角です。
縦組の場合は、整数部・小数部とも普通の洋数字ルールに従います。
また、縦組の場合は、小数点に"・"(黒点・中黒)を使用します。
組方向 整数部
1桁

2桁

3桁以上
小数点表記 小数部
1桁

2桁

3桁以上
縦組 全角 半角 全角 ・(中黒/黒点) 全角 半角 全角
横組 半角 半角 半角 .(半角ピリオド) 半角 半角 半角

自動で変換するには

記事編集画面で[洋数字の全・半角変換▼]ボタンを押し、出てくるメニューから[洋数字の小数点表記を一括変換]をクリックします。

部分的に変換したい場合は、記事の一部を選択してから右クリックメニュー→[選択部分の洋数字]→[選択部分の洋数字の小数点表記を一括変換]をクリックします。

なおこれらメニューで[洋数字関連の全スタイルを一括変換]を選ぶと、前に説明した「小数点表示」や以下で説明する「年齢洋数字」も含めて一気に変換します。

ちなみに、横組の場合、変換後に上記の[洋数字の全角半角を一括変換]を実行すると、一部の数字が全角に"先祖返り"することがあるので注意してください。

③年齢表記の洋数字

「田中太郎さん(34)」のような年齢表記について説明します。
本ソフトは、以下の条件を満たしたものを「年齢表記」と認識します。
 ・洋数字が半角の丸括弧"()"で囲まれている(全角不可)
 ・数字が1桁の全角か、あるいは2桁の半角(3桁以上は不可)
この場合、本ソフト上では「ひとつの文字」として扱うため、禁則処理等で"字割れ"を起こしません。
また、記事編集画面の[選択範囲の約物半角化][選択範囲の約物半角化解除]でも、年齢表記部分は対象外になります。

自動で変換(正規化)するには

洋数字はあらかじめ基準に従って全角・半角になっている必要があります。(上記の[洋数字の全角半角を一括変換]を実行しておけぱOK)。正規化とは単に、前後の丸括弧をきちんと半角化するだけです。

記事編集画面で[洋数字の全・半角変換▼]ボタンを押し、出てくるメニューから[年齢洋数字のスタイルを正規化]をクリックします。

部分的に変換したい場合は、記事の一部を選択してから右クリックメニュー→[選択部分の洋数字]→[選択部分の年齢洋数字のスタイルを正規化]をクリックします。

なおこれらメニューで[洋数字関連の全スタイルを一括変換]を選ぶと、前に説明した「小数点表示」や「小数点数字」も含めて一気に変換します。