15.2.レイアウトは「ヘソ」が肝

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ここで説明するのは、あるていど大きな紙面(具体的にはA3、少なくともB4以上)についての話です。

レイアウトとは結局「視線の適切な誘導」です。
どんなに優れた記事、良い見出しを作っても、チラ見した読者の視線がまったく届かなければ意味がありません。
読む人が無意識のうちに一通りは目を通している、という状態が理想です。

このため、大きな紙面では、トップだけでなく「ヘソ部分」つまり紙面中央の処理が大切になります。
一般の新聞を見ればわかる通り、真ん中近辺には、大きな見出しや写真など、それなりに目立つものを置くのが常道です。

下図左は真ん中に何もない(記事だけ)の例で、右図は組み直して少し改良した例です。
 
左図の紙面では、上の3つの記事と見出しはそれなりに目立っていますが、右下の2本の記事は読者の目にそもそも入らない可能性があります。
改良版だと、中央に目立つ見出しと画像があるので、小さな記事にも視線が動く可能性が高くなります。